いつまでも心を揺さぶられるのはモチーフジュエリー。
フラワーにハート、スターなど、その種類は無限に思えますね。
色石や誕生石のようにジュエリーで季節感を楽しむことができますが、モチーフもそのひとつ。
そして9月といえば「十五夜」。
月のモチーフを身につけて、夜空に浮かぶ月の美しさを愛でてみませんか?
今回は月モチーフのジュエリーについて。
十五夜の意味や、大人ならではのモチーフジュエリー選びのヒントをお届けします。
十五夜とは?月と女性にまつわる物語
幼い頃から慣れ親しんでいる月にまつわる伝承や歌。
しかし、十五夜とは一体何かと聞かれると説明に困ってしまいますよね。
・十五夜とは?満月の日を指す?
実は、十五夜の由来は、新月から満月までの周期が15日前後ということから。
一年のなかでも月が美しく見えるとされ、旧暦では8月15日を「十五夜」としていましたが、
現代では15日を指すわけではありません。
また、必ずしも満月を指すものではなく、最大で2日のずれがあります。
2019年の十五夜は9月13日金曜日ですが、満月は翌日の14日土曜日なのです。
・月と女性の関係性
多くの歌人が歌を残した平安時代。
もっと以前の時代より月を愛でる習慣がありました。
そして、古来より太陽は男性、月は女性の象徴とされてきました。
諸説ありますが、女性の月経と月が地球の周りをまわる周期が約30日と近しいことが、
月と女性の結びつきを強めた理由のひとつです。
日本以外でも、月と女性に関する結びつきの強さをみることができます。
たとえばギリシャ神話に登場する「セレネー」、ローマ神話では「ルーナ」が月の女神として崇められました。
大人の女性に似合う月モチーフ。選ぶ3つのポイントとは
女性を象徴する月。
しかし、だから惹かれるわけではありません。
純粋に月の美しさに惹かれたり。
夜空に浮かぶ月の輝きを、大切な人と共有して生まれる思い出など、
月に魅力を感じる理由はさまざまです。
多くの人に愛される月ですが、大人の女性が身につけるなら、
選ぶ上で3つの重要なポイントがあります。
・控えめなボリューム感
パッと見て月とわかるより、さりげないボリューム感が大人の女性にぴったり。
モチーフの大きさやデザインにこだわることで、スタイルを選ばず長く愛せる
月モチーフジュエリーと出会えるはず。
たとえば、パールで満月を表現したジュエリーは、その存在感と甘さのバランスが絶妙。
可愛さと上品さのバランスは、ボリューム感が鍵のひとつ。
・個性的なデザイン
単に可愛いだけではなく、大人のモチーフジュエリーに欠かせないのが「遊び心」。
モチーフジュエリーは、一歩間違えるとチープな印象になりがち。
そのため、大人のジュエリーとして選ぶのならば、目をひくアクセントのあるものを。
たとえば、シルバーウェーブのリングにきらりと輝くゴールドの三日月。
「そのデザイン素敵ね」なんて、ジュエリーをきっかけに会話が弾むかもしれません。
・ファッションとのバランス
単体での可愛さで選んでしまいそうなモチーフジュエリー。
大人のジュエリー選びで大切にしたいのは、自身のファッションに馴染むかどうか。
好きなものを好きなように身につけるのもジュエリーの楽しみ方のひとつ。
しかし、大人の女性は「どう見えるか」も意識するシーンがありますよね。
三日月モチーフのネックレスも、カーブを緩やかにデザインすることで、「可愛い」よりも「上品さ」を感じるジュエリーに。
肌に馴染みながらも、装いをシャープにしてくれるジュエリーは、欠かせないアイテムとなることでしょう。
大切な方へのプレゼントとして、または自分へのご褒美として。
身にまとうことで、きっとあなたに眠る新しい魅力を引き出してくれるはずです。
ライター:ニシナエリカ