美しい輝きで私たちを魅了するジュエリー。
大切にしまって眺めているのも良いけれど、ジュエリーは身に着けてこそ本来の輝きを発揮するものです。
しかし ふと気が付くと、リングが変形していたり、どことなく宝石が曇っていたりという事も…。
お気に入りのジュエリーはいつまでも綺麗な状態で使用したいけれど、一体どんな事に気を付ければ良いのでしょうか?
ジュエリーを身に着ける際に気を付けたいポイントや注意点、お手入れ方法などを前後編に分けてお届けします。
ジュエリー初心者の方はもちろん、長年ジュエリーを愛用している上級者の方も改めてチェックしてみてください。
リングは強い衝撃に注意
日常生活の中で強い力や衝撃が加わると、リングが変形したり石が外れる原因となります。
例えば、拍手や重い荷物を持つとき、電車の吊り革・自転車のハンドルなどの硬い部分を握るとき。
料理・ガーデニング・スポーツなど、道具を握るとき。
どれも日常よくある動作ですが、ご自身が思っているよりも強い力がリングに加わり、変形してしまうという事があります。
リング着用時には十分ご注意ください。
素材別で言うとプラチナは柔らかく、変形しやすい傾向にあります。
水仕事や入浴、スポーツ、就寝時は外しましょう
水仕事・入浴・手洗いなど、ジュエリーが水に濡れてしまう時はなるべく外してください。
石鹸・洗剤・湯垢・水垢・化学薬品などが宝石の輝きを曇らせてしまう原因となります。
特に注意が必要なのがプールや温泉です。
塩素や硫黄の成分によって変色してしまう事があるので、必ず外しましょう。
また、激しいスポーツや就寝時の着用は変形や破損の原因となります。
外しておくのが安心です。
ジュエリーは「最後に着けて 最初に外す」が基本
化粧品・クリーム・香水・ヘアスプレーなどの油分やアルコールは変色の原因となります。
ジュエリーはメイクやヘアセットが終わってから身に着けるのがベストです。
また、ジュエリーを身に着けたまま衣服を脱ぎ着すると、破損や紛失の原因となります。
ジュエリーは「最後に着けて 最初に外す」を心掛けてください。
パールジュエリーは細心の注意を
パールはとても柔らかく、他の宝石と比較してもキズが付きやすい繊細な宝石です。
また、パールリングは珠が突出しているため、ぶつけてパールが外れないようご注意ください。
水や酸にとても弱いので、水仕事や手洗いの際には必ず外すようにしましょう。
パールの美しい照りを保つため、ご使用後は柔らかい布で拭くことを忘れずに。
今回は、身に着ける際のポイントをご紹介いたしました。
後編では、ジュエリーの日常的なお手入れ方法や保管方法についてお届けします。