カラーダイヤモンドについて~無色透明だけじゃない?!イエローダイヤモンド、ブルーダイヤモンド、ピンクダイヤモンドetc…

ジュエリー

4月の誕生石であるダイヤモンドはその輝きと美しさで世界中で愛されています。
結婚指輪や特別な贈り物として人気があるのはもちろん、普段使いのジュエリーにも取り入れられる、皆の憧れにして誰もが知る定番の宝石ですよね。

透明の無垢な輝きのイメージが強いダイヤモンドですが、実は様々なカラーバリエーションがあることはご存知ですか?

今回はカラーダイヤモンドについてお話ししたいと思います。

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イエローダイヤモンド

ダイヤモンドに微量の窒素が含まれることで黄味を持つイエローダイヤモンド。
他のカラーダイヤモンドと比較すると入手しやすいのですが、色の濃淡によってさまざまなグレードに分類され、色が鮮やかなものは「ファンシーイエローダイヤモンド」や「カナリーイエローダイヤモンド」などと呼ばれ高く評価されます。
世界を代表するジュエリ―のティファニー(Tiffany & Co.)ではイエローダイヤモンドのハイジュエリーを数多く制作しており、
特に128.54ctクッションシェイプのイエローダイヤモンド 通称「ティファニーダイヤモンド」は、世界で最も有名なダイヤモンドのひとつと言えるでしょう。
他にも、ハリーウィンストン(Harry Winston)やカルティエ(Cartier)、ブルガリ(Bvlgari)などの名だたるジュエラーが、イエローダイヤモンドを使用したジュエリーを数多く作り、世界中の憧れの的です。

ブラウンダイヤモンド

ブラウンダイヤモンドは、微量の窒素やボランなどの不純物が含まれることによってシックな輝きを纏います。
色の濃淡はコーヒーやキャラメルのような深みのあるブラウンから、シャンパンのような明るい色合いまで様々。
かつてブラウンダイヤモンドは宝石としてではなく工業用ダイヤモンドとして安価で売買されていましたが、
その暖かみのある肌なじみの良い落ち着いた色調は、普段の装いにさりげなく取り入れたい、粋な大人にピッタリな宝石です。

ブラックダイヤモンド

ブラックダイヤモンドは、自然の中で微量の不純物や内部の結晶構造によって形成され深い色味を持ちます。
天然で漆黒のダイヤモンドが発見されることはほとんど無く、多くが放射線や着色処理によって調色されたもの。
ダイヤモンド特有の照りとコーディネートしやすい色味はメンズジュエリー、シェアジュエリーとしても人気が高く、スタイリッシュにモダンに身に着けられるのが魅力です。

ブルーダイヤモンド

ブルーダイヤモンドは、地球の深部で形成される際に微量のホウ素が含まれることによって青色を帯びます。
このホウ素の含有量が非常に少ないため、ブルーダイヤモンドは極めて希少なものとなっています。
とりわけ美しい色を持つ未処理のブルーダイヤモンドは特に高価で、放射線処理等で人工的に調色した「トリートメントダイヤモンド」が比較的手頃な価格で流通しており、婚約指輪をはじめ多くのジュエリーに採用されています。

魅惑の宝石?呪いの宝石?ホープダイヤ

ホープダイヤモンドは世界で最も有名な宝石の一つであり、その歴史や逸話が多くの人々を魅了してきました。

古代のインドで発見され、その後、フランスの宝石商によって購入され、ルイ14世の手に渡ったりと、その美しさと希少性から高い評価を受けました。
後に、アメリカの実業家ヘンリー・トーマス・ホープによって購入され、彼の名前を冠して「ホープダイヤモンド」と呼ばれるようになりました。
多くの伝説や逸話が存在します。中にはこの宝石が呪われているという伝説や、所有者に不幸をもたらすという逸話もあります。

数々の所有者を経てリカットを繰り返し、最初は112ctあったところ最終的に45.52ctにカットされ、スミソニアン博物館に寄贈されて常設展示物として一般に公開されています。

ピンクダイヤモンド

ダイヤモンドが結晶化する際、窒素原子が入り込み、原子が欠けることで、ピンク色に発色すると言われています。
さまざまな色と輝きを持つダイヤモンドが存在しますが、中でもピンクダイヤモンドは特に産出量が少なく、総産出量の95%強を占めていたオーストラリアのアーガイル鉱山が近年閉山したことで、ますますその稀少価値が高まり価格も高騰していくことが予想されています。
ダイヤモンドならではの煌めきに品の良い淡いピンクの色味が可愛らしくもエレガントに身に着けられる人気のあるカラーダイヤモンドです。

ダイヤモンドの煌めきに自分色を乗せて
太陽のように煌びやかなイエローダイヤモンド、シックで落ち着いたブラウンダイヤモンド、クールでモダンでジェンダーレスなブラックダイヤモンド、清らかな煌めきを持つブルーダイヤモンドに、希少性の高いピンクダイヤモンド…
今回紹介した色の他に、グリーンダイヤモンド、パープルダイヤモンドと呼ばれるカラーダイヤモンドもあります。

もちろん価格や希少性で手が届かない種類もありますが…今の気分や自分のイメージに合わせたダイヤモンドジュエリーを身に纏ってみませんか?

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