「6月の結婚」「6月の花嫁」を意味するジューンブライド(June bride)。
ヨーロッパで古くから伝わる言い伝えで、「6月の花嫁は幸せになれる」とされています。
近年では様々なカラーのウェディングドレスが注目され、人気が分散していますが、不動の定番カラーと言えば「白」。
「清楚」「純粋無垢」などのイメージから「あなたの色に染まります」という意味が込められていると言います。
日本でも古くから婚礼衣装として白無垢を着用してきましたが、「嫁ぎ先の婚家に染まる」の他に「邪気を祓う」という意味も込められているそうです。
白の持つイメージは宝石でも同じで、白の宝石の石言葉には「純粋無垢」「純潔」などの清らかな言葉が並びます。
今回は、「白の宝石」にスポットを当てご紹介していきます。
白の宝石の宝石言葉と意味
パール(真珠)
白の宝石と言えば、まずパールを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
花嫁が身に着けるネックレスや冠婚葬祭など、フォーマルな装いに定番ですね。
「清純無垢」の宝石言葉のとおり、清らかで上品な照りが美しく、身に着けると背筋がピンと伸びるような不思議なパワーを秘めています。
パールの歴史は古く、エジプトでは紀元前3200年頃から知られており、宝飾品としてだけではなく薬としても重宝されていたと言われています。
ムーンストーン
月を閉じ込めたような幻想的な光を放つムーンストーン。
「シラー効果」という特殊効果により青白い光が出現します。
その名の通り「月のエネルギーを宿した石」として大切にされており、満月の夜にムーンストーンを口に入れると未来を見ることができると言われるなど、神秘的な話題の多い宝石です。
女性特有の身体の不調を整えてくれるヒーリングストーンとしての一面や、「恋のお守り」「旅のお守り」など、お守りとしての一面も持っています。
ダイヤモンド
透明な煌めきで人々を魅了するダイヤモンド。
モース硬度の高さから「永遠のかたい絆」を示すとして、婚約指輪の定番となりました。
結婚60周年の記念日は「ダイヤモンド婚」と呼ばれ、60年という長い年月を共に過ごしてきたご夫婦のかたい絆を示しています。
ダイヤモンドの語源は、ギリシャ語の「アダマス」(征服されざる者)何者も侵すことができないという意味からきており、魔除けや護身用としても大切にされてきました。
水晶(クリスタル)
パワーストーンとして知られる水晶は、水のような透明度の高さが特徴です。
クリスタルの語源は、「透き通る水」や「氷のような」の意味を持つギリシャ語の「krystallos (クリスタロス)」 からきていると言われています。
あらゆる願いに対応できる万能さで、持つ人を選びません。
「繁栄」「開拓」「開運」などのポジティブな宝石言葉が並び、潜在能力を引き出し、幸運に導いてくれるパワフルさを持っています。
すべてを浄化するパワーを秘めており、空間を浄化する効果もあることから、玄関に置くと良いとも言われています。
白の輝きを味方に
白という色の持つ清潔感や透明感は、特別な日やお祝い事にふさわしい色としても人気があります。
ジュエリーにおいても白は特別な存在感を放ち、華やかさを演出します。
また、白のジュエリーはどんなファッションやシーンにも合わせやすく、洗練された印象を与えることができます。
他の色との相性も良いため、カラーストーンジュエリーとの組み合わせも楽しんでみてはいかがでしょうか。