指輪のサイズ直し。広げる、縮める調整は可能?指のサイズとサイズ直しの注意点。

メンテナンス

最近着ける機会が無かったお気に入りの指輪を久々に着けてみたら……あれれ??
毎日身に着けている結婚指輪が最近なんだかきつくて……
ステキな指輪を譲り受けたけれど大きくて抜けてしまいそう……

指のサイズは体形の変化はもちろん、その時の体調や気温でも変化しやすいもの。
指輪は小さすぎると抜けなくなってしまう危険性があり、逆に大きすぎるとお出かけ先で落としてしまうリスクも……。
今の自分のピッタリサイズに調整して安心・快適に身に着けませんか?

指輪(リング)のサイズについて

自分のサイズを把握しよう

指輪のサイズは一般的に「号」という日本独自のサイズ規格JCS(JapanCustomSize)を用います。
単位は1号=内周40.84mm。日本人女性の薬指の目安サイズは10号(内周50.27mm)~13号(内周53.41mm)程。※当社調べ。
もちろん手の大きさや指の太さは千差万別。
店頭には指のサイズを測るリングゲージやリングそのものを測るサイズ棒などサイズ計測アイテムがそろっています。
まずは店頭で正確なサイズを計測してもらいましょう。

むくみと指のサイズ~抜けない…外れないトラブル防止に!

靴を買うとき「むくみやすい夕方にしたほうが良い」と聞いたことはありませんか?
指のサイズも同じで、その時間帯や体調の変化によって変わるもの。
むくみは1日かけて上から下りていくと言われていますが、手指に関してはその人のライフスタイルにもよるので朝夕どちらのむくみ具合も考慮する必要があります。
むくみを考慮せずに指輪のサイズを決めてしまうと、抜けない、外れない、うっ血してしまうなどのトラブルが起きてしまう危険性も!
また、気温が高い方がむくみやすいので暑い時期に指輪のサイズを検討してもいいかもしれません。

サイズ直し方法・納期について

サイズ直し方法

指輪のサイズ直しはひとつひとつ職人の手で行われます。
切断して熱(バーナーまたはレーザー)で溶接する方法、内側をやすりで削って広げる方法、外面を叩いて小さくする方法があります。
なかでももっとも多く採用されているのが切断して溶接する方法。
その手順をご紹介します。

①指輪の裏側の腕にアタリを付けて切断。

②芯金に差し込み任意のサイズに調整。

※サイズアップする場合は1カ所切断して広げ、サイズダウンする場合は2か所切断して狭める。

③サイズアップする場合は材料(地金)を足して調整。

④切れ目を合わせ溶接。

⑤表面を磨き仕上げる。

⑥洗浄して完成。

納期について

納期はブランドやショップによって変わりますが通常3週間~4週間程度。
使いたい予定がある場合は早めのサイズ直しをおすすめします。

メッキがけが必要なホワイトゴールドや中石の種類や留め方、腕のデザインによっては通常より納期がかかってしまう場合があるので、現物を持って店頭でご相談ください。

宝貴工芸では指輪のサイズ直しを最短9日納期で承ります。定期的に職人が来場し店頭で修理、当日お持ち帰りいただけるイベントも開催しておりますので是非ご利用ください。
京王百貨店 新宿店 ≫東急百貨店 吉祥寺店 ≫東急たまプラーザ店

刻印について

金属の種類や石のct(カラット)数などが記載されている刻印。
切断する箇所に文字が掛かっていると、磨くときに薄くなる場合や文字ごと消えてしまう場合があり注意が必要です。
ブランドのお品物の場合は、他店で修理をするとブランドの保障が受けられなくなることもあるので一度ブランドショップへのご相談をおすすめします。

サイズ直しが出来ないもの

サイズ直しが出来ない可能性の高い指輪もあります。
例えば細かな石が敷き詰められたパヴェリング、爪が見えないように石留めされたミステリーセッティングなど、修理の際に石が取れてしまうリスクがあります。
他にも全周にぐるりとダイヤモンドが留まっているエタニティリングや複雑なデザインの指輪、琥珀などのやわらかい色石があしらわれた指輪、
シルバーやピンクゴールド、コンビ(金とプラチナが重なったり織り交ざっているもの)など、素材の問題でサイズ直しができないものもあります。
極端なサイズの増減も、指輪の形状や強度を損ねてしまうリスクがありサイズ直しが出来ない場合があります。

その他ジュエリー修理

指輪の磨き直し

毎日身に着ける結婚指輪。
日常の暮らしの中でうっかりぶつけたり擦れてしまうことで小傷や汚れが付き輝きが曇ってきますよね。
ジュエリー職人が丹念に磨き直すことでまるで新品のように輝きを取り戻します。変形や変色も修理可能です。

指輪の石留め直し

お気に入りの指輪、ふとした時に中石がぐらついていることに気が付き、使いづらくなってしまい込んではいませんか?
ジュエリーは身に着けてこそ輝くもの。
しっかりと留め直しをして安心して身に着けてくださいね。

ネックレスの切れ直し

お洋服に引っかかったり、ふとした力がかかったときにネックレスのチェーンが切れてしまうことがありますよね。
ネックレスチェーンはジュエリー職人が溶接してお直しします。

ジュエリーを長く身に着けるために

「一生もの」と言われるジュエリー。
誰もがきっと長く身に着けることを思い描いて自分のために買ったり、大切な人にプレゼントしているのではないでしょうか?
ジュエリーを長く身に着けるためには定期的なチェックとメンテナンスが重要です。
日々使っている中で、使いづらくてしまい込んでしまっているなど気になることがあればジュエリー修理・リフォームのお店に相談してみてくださいね。

ジュエリーリフォーム・修理・買取りのご相談承りますHoukiKougei
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